唐木仏壇のリフォーム

創業40余年の信頼と実績

凹みや傷も美しく修復する熟練の職人による伝統の技

唐木仏壇の修復

1.仏壇の解体

仏壇の外扉・内障子・彫刻などを外した後、各部品をつないでいる金具を取り外して分解します。打ち付けてある金具などもすべて取り外します。

2.汚れを洗浄

長期に渡りお祀りした仏壇にこびりついたすすや汚れを、専用の薬品を使ってしっかり洗い落とします。細かな彫り物の部分なども丹念に綺麗にしていきます。

3.傷の補修

木地や彫刻の傷んでいる部分があれば補修や補足を施します。小さな傷は目立たないように補修し、大きな傷は下地を作って、塗り直します。金具が打ち付けてあった釘穴を埋め、反りや傷みがひどい部分は交換します。

4.塗装

表面が均一になるまで塗装と研磨を繰り返して仕上ていきます。さらに耐水性のあるウレタン塗装を施し、お仏壇を水分から守ります。

5.紗の張り替え・背板金紙貼り替え

障子骨の欠損部分を補修し、紗を張り替えます。
内部背板に金紙を貼り替えます。

6.金具打ち・組立

仏壇本体の修復が終わったら、取り外した金具や、新調した金具を打って元の姿に組み立てます。修復の工程は、新品の仏壇を作る時とほぼ同じ作業工程です。組み立てた後には最終チェックを行います。

※上記の修復工程は一例です。新品の仏壇を作る時とほぼ同じ工程で仕上ます。
また、修復の内容により上記工程と異なる場合もございます。

修復例

修復前
修復前
修復後
修復後

障子

障子骨の欠損部分を補修し、紗を貼り替え、塗装後、金具を調整しました。
障子腰部分を補修し、美しい障子が復元しました。


修復前
修復前
修復後
修復後
障子腰

障子腰も美しく復元しました。


修復前
修復前
修復後
修復後

欄間

煤や汚れで黒ずんでいた欄間も、彫刻欠損部分を調整後、塗装を施し、綺麗に生まれ変わりました。


修復前
修復前
修復後
修復後

内部

段周りは、仏具落下等による凹み・傷等が見られます。
欠損部分を補修後、凹みを埋め、研磨し丁寧に塗装し直しました。


修復前
修復前
修復後
修復後

須弥壇

煤や汚れのくすみで黒ずんでいた背板の金紙を貼り替え、見違える様な輝きを取り戻しました。